昭和精吾の●陸●海●空

もと天井桟敷俳優、昭和精吾のブログです。

にがうりとゴーヤーどう違うのだろう? それとも同じかな? 別々に書かれた苗を3本づつ植えてみた。
葉の形がそっくりで黄色に咲く花まで一緒だ。これはにがうりで6/9に撮ったものである。
100609にがうり

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この位置から見るツリーは氾濫している。ご多分にもれず俺も短い橋に立つ。
何人かのカメラを持った方々同様、今一晴れてくればいいな、であった。
これって634になったら塔の先端が水面から切れるよね。完成したら確かめに来よう。

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我が家のマンションからもツリーが、このように工事最中の先端が見えるようになってきた。ビルの谷間を通して東京タワーが遠く霞んで見えり、ディズニーランドの花火が風向きによっては音と共に見えたり、高層でもないのに変な所に位置している棲家でる。リタイアしたいが、それもできず久しぶりの平日休み。小さなデジカメぶら下げてツリーの近くへでも行って見るか!


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寺山さんへ

昨日は、サヨナラした日のように吸い込まれて行く五月晴れではありませんでしたが、あの日と同じくらいの暖かさはありました。
初夏の陽が舗道にビルの長い影を落としておりました。
そちらの天気はいかがでしたか?
午後0時5分、築地本願寺の左側の一通を走っていました。
車を停め高尾方面に向かって合掌した一回り小さくなった俺の姿が見えたでしょうか?


一週間、11回公演はきつかったです。
かつては天井桟敷でもっともっとハードな公演も空を見ながら平気でしたが、「やっぱしね、寺山さん、俺も」と言ったところです。
観に来てくれた通院している看護婦さん二人に貰ったフランスの一見高級そうなワインを傾けながら渋谷公会堂での「邪宗門」のライブを聞きましたが、やがて口と耳が一致せず途中から焼酎に変えました。
「昭和!これじゃ最後まで芝居が行かないぞ!途中で騒いでいる連中に壊されたら今までやった詩をマイクでがなり立てろ!俺は上で劇場のライトを全部消すからな!」
懐のドスを見せながら照明室に消えて行ったのも、つい昨日のような気がします。
そして今あの時の「おぎん」を始め共演したメンバーの何人かは寺山さんの元に旅立ちましたが、このライブには時過ぎ行くとも鳥肌が立ちます。
初演は1971年、ヨーロッパでしたよね。
台本の絵を掲載します。

邪宗門台本


「ホォ〜!よく持っていたな」
驚かないで見てあげて下さい。
ところで、この渋谷公会堂の「邪宗門」のライブ音源欲しい方には実費でダビングしてあげます、と言いたいところだけど、これって寺山さん、著作権法違反になりますよね?(この道に詳しい方はご回答を!)


寺山さん素朴な質問ですが「さよならだけが人生ならば〜」、そちらの方にもさよならがありますか?    

では、またです。

平成22年5月5日        昭和精吾

寺山さんへ

寺山さんごめんなさい。

明日は寺山さんとサヨナラした日ですけど俺、仕事があって再会できません。勘弁してしてください。
出演者の若い子達に手取り足取りされながら無事にあの伝説の(当時は、はっきり言って観客がお互いに怖かったですよね)邪宗門を終えました。やっぱり時代が違っていたのかな、鞍馬天狗の語りがメロメロでした。寺山さんの所にお邪魔しました時には是非ダメ出しを! 

俺も来年は古希を迎えて70歳になります。
あの日のあの時のように「親しくなったら人間関係は呼び捨てでいいんだよ。俺、お前の関係が一番信頼が持てるんだよね」、俺はかなり、これを今も実行しておます。来年は古希公演を早々にと考えておりますが、あの時のダメ出しをしてくれた長編叙事詩「李庚順」を始め、本番中に渡された詩など含めジァン・ジァン公演同様「われに五月を」を2〜3時間に構成しようかと思っております。来年のことは鬼が笑うと言うよりは、この時期だと鬼も泣くかと言われる時期かと思いますが、ゆっくりと亀戸天神の鷽替えの時、撮った亀の写真とともに、のっこら〜〜のっこらと構えていきます。
それにしましても、寺山さんは俺以外の劇団員にはどうだったか知りませんでしたが俺には結構嘘をつきましたよね。亀戸天神の「うそ」は嘘ではなく鷽です。

そちらの櫻はどうですか?こちらでは老体の眼球に、青葉若葉が目に染みて涙腺がゆるむ季節です。
鷽替えの日のこの亀ように、お天道様に身を任せ、ゆっくりと四足にはかないませんが頑張らないでやってみよう !と思っております。

100504 亀戸天神の亀


           平成22年5月3日          昭和精吾

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天井桟敷で同期、退団後も『われに五月を』沖縄ジァン・ジァン公演で世話になった網走五郎から連絡があったので、紹介させていただく。

「今月3日からプログの執筆を始めました。覗きに来て下さい。<網走五郎>」

「網走五郎・神社物語」

当時のおもしろいエピソードが読めそうだ。



A・P・B-Tokyo結成10周年公演『邪宗門』にて、伝説となった昭和精吾の鞍馬天狗が復活します。
そのご予約を昭和精吾事務所扱いにしてくださったお客様に、特典をご用意できることになりましたのでお知らせいたします。
どうぞこの機会をご利用くださいませ!

◎昭和精吾事務所ご予約特典◎
下記メ−ルでご予約された方には、昭和精吾所蔵の寺山修司生原稿のコピーを差し上げます。
昭和のサイトで最も反響の大きい、これまた伝説と呼ぶべき「力石徹告別式の構成表」(6枚)のコピーです。当日、劇場受付でお渡しします。


力石徹への弔辞1

これが一枚目。続きはこちら(昭和精吾レパートリー紹介)にてご覧になれます。



ご予約は nanten@tky.3web.ne.j (最後にpをつけてください。)
タイトルを「邪宗門予約」
本文に「ご希望日時・枚数・お名前(フリガナ)・連絡先(電話orメール)」を書いて送ってください。
確認メールを返信いたします。
(前日24時まで受付)。

舞台の詳細は3/1の日記をご覧下さいませ。

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A・P・B-Tokyo結成10周年公演『邪宗門』にて、伝説となった昭和精吾の鞍馬天狗が復活します。
そのご予約を昭和精吾事務所扱いにしてくださったお客様に、特典をご用意できることになりました!
3/3ひな祭りの日に当ブログにて発表いたします。
どうぞこの機会をご利用くださいませ!

◎昭和精吾事務所ご予約特典◎
下記メ−ルでご予約された方には、昭和精吾より、プレゼントが!
当日、劇場受付でお渡しします。(ご予約方法はこの日記の最後に記載)

3/3 特典発表

「おねがいだ、捨てられてくれ! おっ母さん!!」
それは言葉であり、言葉を操っていたのは作家であり、
そして作家を操っていたのは夕暮れの憂鬱や遠い国の戦争や一服のたばこの煙だった。
寺山修司の描く、誰もが抱える人を愛するがゆえの苦悩。
愛は「地獄」か? 「極楽」か?
時代を超越して今なお疾走し続ける天才劇詩人・寺山修司の1972年初演作品。

劇団☆A・P・B-Tokyo結成10周年公演『邪宗門』
作:寺山修司 演出:高野美由紀 音楽:J・A・シィザー チラシ画:智内兄助続きを読む

こもだへ


年内最後の市場、地獄の30日も終わってほっとして今大晦日を迎えております。
こもだへのお礼も新年に持ち越しそうです。
こもだやA・P・B-Tokyoの高野たちを誘ってシアターPooの万有引力餅つき大会に行きたかったのですが、忙しさにそれも叶いませんでした。
まだ少し元気なうちにと元旦の明日、秋田に帰ります。すでに家族4人は他界し肉親は姉一人になりました。これが年というものでしょうか。
せっかく帰るからと幼い頃の友人にその旨伝えたところ、小学校の同級生十数名が集まって、90歳にもなる恩師を交えて2日に急遽同級会をやってくれるそうです。皆爺婆になって当時の思い出話に、どんな花が咲くか楽しみです。3日の最終の新幹線で帰って来ます。

4日の夕方、まだ場所も決めていませんが高野たちと会う予定です。既にご存知?と思いますが、来年4/16〜20、ザムザ阿佐ケ谷で劇団結成10周年記念公演『邪宗門』を上演するそうです。早々と10月に鞍馬天狗の依頼が来て、体調よければいいよと返事しましたが、先日の電話でウィークデイも2日ほどマチネを入れたいがとの打診でした。
「おいおい、ちょっと待てよ、ハード過ぎるぜ」
チラシの原稿がもうじき入稿なのでその最後の打ち合わせです。
「昭和の気が変わる前に入れちゃえば出ない訳にはいかないだろう」
こんな魂胆なのじゃないかと下衆な勘ぐりをしている昨今です。
帰って来たら飲もう。
北国は寒波襲来の予報です。雪で動けなくなった車内にだけは閉じ込められたくないです。
来年も宜しく。
情報を、トップページにお願いして一本締めです、
おみやげは、まぁ〜いいか!
                         昭和精吾




・・・という手紙が大晦日に届きました。
私信ですが、公開しちゃいます。

わたしの産まれる前の伝説の渋谷公会堂『邪宗門』!
その音声は公演でも暗闇の中ときどき使っておりますが、あの「鞍馬天狗」を『邪宗門』の流れの中で聞けるチャンスはなかったので、とても楽しみです。
詳細は追ってお知らせします!
来年もよろしくお願い致します。     (こもだまり)
          


2010年4月14日(水)〜20日(日)ザムザ阿佐ケ谷
劇団A・P・B-Tokyo結成10周年記念公演『邪宗門』に、昭和精吾出演決定。


昭和のコメント
「あの天井桟敷公演から38年だよ。今じゃ年金暮らしの老いた鞍馬天狗では花にも絵にならないよな。頑張れって言っても頑張れないし、やれるだけやるしかないよな!」

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